■診療カレンダー
- ■ 概要
- 疾病が根治するかどうかに関わらず、症状の苦痛を集中的に専門的に扱う部門が、緩和医療ですが、患った人の苦痛を和らげる事は、医療の原点であり、義務でもあり、決して新しく生まれたものではありません。
- ■ がん医療に於ける緩和医療(緩和ケア)とは
- がん医療のあらゆる過程に必要であり、患者の全人的なQOL(生命と生活の質)を重視したところの、患者と家族に対して積極的になされるケアを目的とする部門です。歴史的には、ホスピスやターミナルケアに従事してきた者と、がん治療に従事してきた者とが協力し接点を求めて、学問体系化されようとしている医療であります。 人の苦痛には、疼痛や倦怠感などの身体的なもの以外に、精神的なもの、社会生活上のもの、生と死を考える人間的なものがあります。それらすべての面で苦痛の緩和の働きをするのが緩和医療(緩和ケア)であり、がんの進行期はその大きな働きの場の一つであります。
- ■ 緩和ケア内科について
- がん医療を中心とする当センターにおきましても、約20年前からその領域の働きの必要性を覚え、1990年からは有志によるターミナルケア研究会を発足させ、その下地を作ってきました。1999年には病院の緩和医療検討委員会、そして2001年からは緩和医療実行委員会が、そして2005年4月には院内標榜科としてですが緩和医療科が設置されました。2009年より緩和ケア内科として外来が開設され現在に至っています。当センターでは、殊にがんの診断の時からの働きを目指しています。
- ■ 緩和ケア内科受診の方
- 毎週火曜日の午後、緩和ケア内科外来があります。現在、原則として当院でがん治療を受けられた院内の患者さんとそのご家族を対象としています。当院は緩和ケア病棟を持たない医療機関ですので、地域医療機関と緊密な連携行っています。地域で円滑な緩和ケアを受けるための症状コントロールや支援を行うことを目的としています。
- ■ 緩和ケア内科の構成員
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- 池垣 淳一 (緩和医療担当兼緩和ケア内科兼麻酔科部長)
- ■ 緩和ケアチーム
- 緩和ケアの働きを全うするためには、多方面の専門家がそれぞれの特技を生かした働きで協力して、しかもひとつになってゆかねばなりません。それを「緩和ケアチーム」と名付けます。現在のチームには、医師(麻酔科、精神腫瘍科)と、看護師(がん専門看護師)、薬剤師、心理士をコアメンバーとし必要に応じて、放射線治療医、口腔外科医、理学療法士、地域連携室スタッフあるいは栄養士が加わり、チームとしての役目を果たしています。
主治医、病棟看護師とともにカンファレンスを行いながら、患者、家族の皆様へ緩和ケアを提供していきます。
入院患者対応として、疼痛病棟回診を麻酔科医中心に毎朝おこなっています。精神症状に対して精神科医、心理士が対応しています。そのほかの入院患者さんが身体的症状や、精神的・心理的問題、家族の問題などで、つらい状態のまま看過ごされることなく、支援をうけられるよう、週に1回チーム専従のがん専門看護師と緩和ケアナースがスクリーニングラウンドを行っています。麻薬鎮痛剤の指導や内服困難症例に対しては薬剤師が指導、食事摂取困難な症例への栄養士の指導などが、毎週、病棟訪問をしながら活動しています。また、口腔ケアチームが抗がん剤や放射線治療による口腔粘膜障碍への対応しています。リンパ浮腫外来スタッフの協力を得て手術後の下肢や上肢のリンパ浮腫の予防と治療の指導を行う場合もあります。
- ■ 緩和ケアチームの構成員
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コアメンバー
- 池垣 淳一 (緩和医療担当兼緩和ケア内科兼麻酔科部長)
- 鈴木 由美子 (精神腫瘍科部長)
- 伊藤 由美子 (がん看護専門看護師)
- 柴田 博子 (薬剤部課長補佐・薬剤師)
- 丸岡 佳子 (薬剤部課長補佐・薬剤師)
- 近藤 容子 (心理士)
その他の構成メンバー:
- 副島 俊典 (放射線科部長・放射線治療科長)
- 赤澤 登 (歯科口腔外科科長)
- 西村 晴美 (緩和ケアナース)
- 橋口 周子 (がん看護専門看護師)
- 吉原 勢津子 (栄養指導課長・管理栄養士)
- 荻野 匡俊 (理学療法士)
- 大西 智美 (地域連携室課長兼看護長)
2010年8月