核医学検査は、患者さんに放射性医薬品(アイソトープ)を投与することからはじまります。投与される放射性医薬品は、種類によりさまざまな臓器や組織に集まります。
その放射性医薬品からでる放射線を装置で検出します。このように核医学検査では、放射性医薬品が臓器などにどのような集まりをするかで、さまざまな機能と代謝が画像やデータとして得られます。
CT・MRIなどの形態画像(形をみる画像)では得られない機能・代謝情報は、病態の診断のみならず治療方針の決定、治療効果の判定や予後の推定にも重要です。
核医学検査の放射性医薬品は、半減期(放射能量が半分になる時間)が短い放射性物質を使用するので、短期間のうちに体内から消えていきます。また、投与量が少ないので、副作用がきわめて少ないのが特徴です。
ガンマカメラ装置
・E.CAM signature(東芝) H19.03導入
・E.CAM (東芝) H13.02導入


当センターでは、放射性医薬品のFDG(フルオロデオキシグルコース)を用いたPET-CT検査を行っています。
PET-CT検査は、2010年4月の診療報酬改定により早期胃がんを除くほとんどの悪性腫瘍が適応となり、検査が受けやすくなりました。
PET-CT検査では、PET画像と同時にCT画像が得られ、重ね合わせる(Fusion画像)ことにより病変部の位置が容易に確認でき診断精度が格段に向上します。ただし、検査を受けていただく際には何点か注意事項がありますので、詳しくは診察時にお問い合わせください。
PET-CT装置
・Discovery ST8 (GE) H17.02導入


当センターでは、ストロンチウム-89のβ線を用いた骨転移に対する疼痛緩和治療を行っています。
この治療法は、外部放射線治療や薬による疼痛のコントロールが困難な症例に対しても有効であり、その方法も、適応判定の検査をしたあとストロンチウムを注射するだけで、患者さんにとって負担の軽い治療法です。ただし、治療後は定期的に診察を受けていただく必要があります。
核医学画像は、装置の性能・精度に頼るところが大きく、これらを正しく安全に作動させることが必須条件になります。
当センターでは、機器メーカーによる国際規格(NEMA)に準じた点検を行っています。