標準的な麻酔について
術後の痛みが強い肺癌や腹部の手術では硬膜外麻酔と全身麻酔を併用した麻酔法が標準的に行なわれます。当センターでは、全身麻酔下手術の63%に硬膜外麻酔が併用されています(2009年度データ)。その他の部位の手術では全身麻酔が選択される場合が多く、全手術の90%以上が全身麻酔管理になります。当センターでは悪性腫瘍根治術がほとんどであるため、区域麻酔(脊椎麻酔や硬膜外麻酔)のみで行なわれる手術の件数が一般病院に比較して少ないことが特徴的です。硬膜外麻酔を併用した手術では、硬膜外カテーテルから鎮痛薬や局所麻酔薬を注入して術後の痛みを楽にします。全身麻酔手術では、消炎鎮痛薬や麻薬を投与して痛みを和らげたり、手術部位に一致した末梢神経を局所麻酔薬でブロックして痛みを和らげます。痛みが強い患者様には、ご自身が痛み止めを注射できる方法(PCA)を併用する場合もあります。
麻酔科管理症例の麻酔方法(2009年度データ)

麻酔科管理手術件数(2000~2009年度データ)

麻酔科神経ブロック件数(2009年度データ)
| 硬膜外ブロック | 星状神経節ブロック | 神経破壊ブロック | 持続くも膜下鎮痛 | その他ブロック |
| 72例 | 0例 | 6例 | 5例 | 95例 |
2010年8月