- ■ はじめに
- 当科では口腔がんを対象としてその治療を行っています。標準治療としては外科的切除を原則として、追加治療が必要な場合は術後放射線治療を施行しています。口腔がん1次症例としては、2003年1月~2009年12月までに、舌140例、下顎歯肉36例、上顎歯肉23例、口腔底31例、頬粘膜25例、その他9例、計264例の根治的治療を行いました。
- ■当科の診療範囲
- 当科の診療範囲としては、口腔の範囲に生じるがん全てです。その定義は中咽頭より前方に生じるがんという事になりますが、具体的な部位については上記のような部位になります。
- ■標準治療について
- 標準治療としては、原発巣に関しては1.5cmの安全域を設定した切除を行っており、頸部リンパ節転移に対してはlevelⅠ~Ⅴの全頸部郭清術を基本としていますが、予防的頸部郭清術としてはlevelⅠ~Ⅲの肩甲舌骨筋上郭清を基本としています。
- ■治療成績にについて
- 舌がん、口腔底がん、頬粘膜がん、下顎歯肉がんの5年生存率について表に示します。
舌がんのstage別5年生存率 (1987.7~2005.12までの入院治療例206例)

口腔底がんのstage別5年生存率 (1987.7~2005.12までの入院治療例55例)

頬粘膜がんのstage別5年生存率 (1987.7~2008.12までの入院治療例40例)

下顎歯肉がんのstage別5年生存率 (1987.7~2009.6までの入院治療例59例)

2010年8月