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看護外来のご案内

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看護外来のご案内

スキンケア外来(ストーマ外来)

 スキンケア外来とは、ストーマ造設(人工肛門・人工膀胱)術前・術後のストーマケアのサポートと化学療法や放射線治療等による皮膚障害のサポートを行う外来です。
ストーマと合併症の障害を克服して、自立をサポートするだけでなく、がん再発への不安や治療選択における意志決定支援などのサポートも行っています。
また、訪問看護ステーションと連携し在宅でもその人らしく生活できるように支援しています。治療を継続しながら、今までと同じ生活をしていくために必要なケアや工夫・アイデアの提供とその方のライフスタイルを尊重したケア提供をしています。

【対象】
  • ストーマ造設を行う予定の患者さん、及び治療中のオストメイトの患者さん
  • 化学療法や放射線治療によるスキンケアが必要な患者さん
  • 失禁による皮膚障害などスキンケアが必要な患者さん
  • 創傷治癒環境を整えるケアが必要な患者さん

スキンケア外来

【外来開設日】
午前のみ
【担当者】

皮膚・排泄ケア認定看護師
外来看護師

【ケア内容】
  • 手術前:術前オリエンテーション
    治療の意思決定やオストメイトとしての退院後の生活イメージ作り
  • 入院中:退院前面談(必要時な方は、訪問看護師と連携)
    外来移行後の継続サポートのための連携
  • 退院後:在宅でのサポート
    ストーマケアなど手技の確立・支援、異常の早期発見
    ストーマ造設後の社会保障制度調整や訪問看護と連携
    治療の継続による症状対策
    化学療法・放射線療法など副作用対策
    長期にわたる悩みなど支援
  • 同行訪問(専門性の高い看護師による同一訪問)
    褥瘡や管理困難なストーマケアの支援を訪問看護師に同行して行う
    詳細はスキンケア外来にお問い合わせください

ケアルーム1:泌尿器科外来

ケアルーム1:泌尿器科外来

乳腺看護外来

乳腺外科・腫瘍内科の初診患者様は紹介病院から地域連携を通して受診していただく完全予約制を取っています。そのため、初診時は乳がんの精査や治療を目的に紹介されているため、診断や治療に対して不安な思いを抱えて通院している患者さんが多いのも現状です。日本では女性の11人に1人が乳がんに罹患されています。
最近ではピンクリボン活動を通して乳がん検診も啓蒙され、早期発見・早期治療が進み、stage0で見つかる早期乳がん患者さんも増えてきました。
一方では乳がんの再発をしながら10年以上も治療を続けている患者さんもおり、治療に付随する心理・社会的なサポートも必要です。乳がんの罹患率のピークは40歳代後半から50歳代ですが、若年乳がんや遺伝性乳がん・卵巣がん症候群の患者さんもおられます。
看護外来では、乳がんで通院中の患者さんの治療と療養を支えるため、初診時から関わり心のケアや生活環境を整え、より良い治療ができるように全力でサポートしていきますので、どのような相談でもお気軽にお越しください。

【対象】

通院中の乳腺外科、腫瘍内科の患者さん

【外来開設日】

毎週木曜日 午後13:00~16:00予約制
*状況によっては午前中も対応しています
*1回約30分(状態によっては1時間まで延長可能)

【担当者】

乳がん看護認定看護師

【主な相談内容】
  • 手術に関わる相談
  • 乳房再建や人工乳房、人工乳頭についての情報提供
  • 補整下着やパッド等の商品選びをサポート
  • リンパ浮腫についての相談とリンパ浮腫外来への窓口
  • 子供に「乳がんのこと」をどう伝えるのか
  • 抗がん剤治療後の脱毛や薄毛などの相談
  • 治療中の性に関連する悩み
【受診方法】
  1. 主治医・診療科看護師に受診希望伝えて受診予約
  2. ご自身で診療予約・変更センターに電話して受診予約
  3. 電話相談も予約制ですが当日随時対応しています
【費用】

状況に応じて診療報酬加算があります。不明な点は担当看護師までお問い合わせください。

  • 診断・治療方針説明時…がん患者指導管理料(イ)500点/1回のみ
  • 看護師のみの面談…がん患者指導管理(ロ)200点/6回まで

乳腺看護外来

放射線治療看護外来

放射線治療はほぼ全てのがんに対して実施可能であり、治癒を目的とする根治照射、また症状緩和を目的とする緩和照射があります。メスを入れずに腫瘍を消失させる治療ですので身体にとても優しい治療ですが、それでも治療の後半から治療終了後早期には様々な副作用(有害事象)に悩まされることも多いです。
がんの治療は手術や放射線治療が終了して退院したら終わりというわけではありません。退院後も家での生活を取り戻していく、次には仕事に戻って社会復帰するところまで継続して様々なサポートが必要です。治療直後からの副作用を速やかに回復させる処置の継続や、食事を元に戻していく、職場と話し合いながら仕事の負荷を段階的に上げていく、そのようなサポートをするべく放射線治療看護外来が2012年に開設されました。以来、放射線治療を受けた多くの患者さんに、治療後のQuality of life(生活の質)向上と、スムーズな社会復帰支援ができるよう、患者さん・ご家族とともに取り組んでいます。

【対象】

放射線治療科を受診される方、放射線治療中または治療終了後の患者さん

【主な相談内容】
【外来開設日】

毎月の第1月曜日と毎週金曜日

【担当者】

がん放射線療法看護認定看護師

【受診方法】
  1. 事前依頼:放射線治療医師、看護師にご相談下さい
  2. 当日依頼:直接担当者にご連絡下さい

リンパ浮腫外来

リンパ浮腫とは、がんの手術でわきの下や骨盤の中のリンパ節を取ったり、放射線治療の影響でリンパ液の通る道が細くなったりする事で、リンパ液の流れが悪くなり、リンパ液が皮下にたまり、手や足に「むくみ」が起こる状態を言います。一度、発症すると、完治する事が難しくなりますが、上手に付き合っていく事で、症状をコントロールする事ができます。
リンパ浮腫のケアで推奨されているのは「複合的治療」と呼ばれているものです。これは、スキンケア、ドレナージ(マッサージ)、圧迫療法、運動療法、日常生活で注意することを組み合わせて行うものです。リンパ浮腫の改善には、これらのケアをご自身で行ってもらうことが大切になります。むくみの重症度によっては、リンパドレナージや圧迫療法をセラピストが行います。
リンパ浮腫外来は、リンパ浮腫教室とリンパ浮腫外来があり、対象は当院で継続治療を受けている患者さんです。

【担当者】

医療ドレナージセラピスト

【対象】

通院中の患者さん

【リンパ浮腫教室】

リンパ浮腫を発症させない、悪化させない為の過ごし方やセルフドレナージ(ご自身でマッサージをする)の方法を学んで頂く「教室外来」を行っています。(費用は無料)
【外来開設日】
上肢:第1第2金曜日13:00~15:00 (要予約)
下肢:第3第4金曜日13:00~15:00 (要予約)

【リンパ浮腫外来】

リンパ浮腫の症状が進んでくると、むくんでいる手や足の皮膚が硬くなってくる事があります。リンパ浮腫外来では、セラピストがドレナージや特殊な圧迫療法を行い、ご自身で行うケアの手助けをしています。
(保険適用と保険適用外の場合があります。保険適用外の場合は自費診療となります)
【外来開設日】
月~木曜日:9時から15時30分
金曜日:9時から11時30分
※ただし、休診となる場合があります。
※1人30~60分(むくみの重症度によって対応時間が違います)

【受診方法】

主治医・診療科看護師に受診希望伝えて受診予約してください。

リンパ浮腫外来

嚥下看護外来

摂食・嚥下障害看護認定看護師が、症状に合わせた嚥下指導・嚥下訓練、食事形態や栄養摂取方法の相談、入院中に嚥下障害になった方の継続サポート、 在宅での生活支援をしています。

【対象】

治療、通院されている患者さん

【支援内容】
【外来開設日】

毎週水曜日 9:00~16:00(1人1時間枠)

【受診方法】

完全予約制です。
受診希望がありましたら、医師や看護師にお伝えください。

サポートケア外来

がんかもしれないと来院されたときから、患者さんやご家族は様々な場面でつらさやストレスを感じることがあります。患者さんやご家族のお話を伺いながら、からだやこころの辛さを和らげたり、治療の選択や治療しながらその人らしく暮らしていけるよう、主治医や看護師等と協力しながら支援していきます。一人で抱え込まず、まずは声をかけてください

【対象】

通院中の患者さん、またそのご家族の方

【外来開設日】

9:00〜16:00 予約制
*状況に応じて当日対応も行っております

【担当者】

がん専門看護師、緩和ケア認定看護師

【主な相談内容】
【受診方法】

主治医や身近な看護師さんに受診希望をお伝えください。

【費用】

状況に応じて診療報酬加算があります。不明な点は担当看護師までお問合せください